5号機パチスロの特徴 

● 4号機→5号機

まずもって最初に確認すべきことは、「エヴァンゲリオン」は純粋な5号機パチスロとしては最初のものであること。つまり、今ホールに出回っているほとんどのパチスロ機種、旧4号機とは違う点があるということである。そもそも今回「5号機」に向けての規則改正の目的は、パチスロにおける行き過ぎた射幸心を抑えるのが目的であったという触れ込みではじめられた。「711枚の1G連 」や「一撃5000枚AT」というのは確かに魅力だが、そのための投資金額 もべらぼうな額になっており、とても気軽に遊べるものではなくなってしまった。そこで、激しいスペックの機種を抑えることを目的に、今回の法改正に踏み切ることになった…というのが一般的なフレコミ。そこには 賛否両論、特 にパチスロからの客離れを懸念する否定意見が多いようだが、ここはその是非の意見を述べる場ではないので割愛させていただきたい。純粋に、5号機になって何が変わったかというところを、主な部分だけ述べようと思う。



● ストック機能が一切存在しない

まず大前提となるのが、5号機は「ストック機能が一切存在しない」という点。ボーナスは毎プレイ一定の確率 に従って抽選されるので、アツいゾーンなんかは全く存在しない。従って、意図的連 チャン、意図的ハマリ、天井などの意図的ボーナス機能は全て無し。言い換えれば、確定演出や確定目 が出なかったらいつやめてもOKだということだし、いつどのタイミングのゲーム数からスタートしても、ボーナス確率 は常に一定なのである。気軽にプレイできると見るか、連チャン期待度が減って面白みがないと見るかは、意見の分かれるところであろう。



● CTは取りこぼしなし&ボーナス抽選なし

CT(チャレンジタイム)は、4号機とは完全に別モノ。CTは一定の払い出し枚数(最大253枚。純増枚数 ではなく「払い出し枚数」である点に注意)を越えると終了という仕様に変更されたため、従来のようにゲーム数ギリギリまでひっぱる意味が無くなった。さらに、5号機規定として「成立した役は全て獲得したことを前提に 機械割数を出す」という前提になっているため、取 りこぼしは丸損。そのため、機種を作る側としては通常ゲームやBIG中もそうだが、なるべく取 りこぼしが出ないように、また、出てもその差異は少ないような仕組みになっている。更にCT中にボーナス抽選はないため、単純に一定枚数を獲得するための 小役ゲーム、というかボーナスの一種のような仕組みになっているのが5号機のCTなのである。



● BIGボーナスは、「払い出し枚数固定方式」

4号機BIGは、ゲーム数でビッグボーナスのゲーム制限を設けていた(最大3回のJACゲームまたは最大30ゲームの通常ゲーム)が、5号機のBIGは全て払い出し枚数(くどいようだが、 純増枚数 ではなく実際の払い出し枚数である)が規定の枚数を超えた時点で終了となる。払い出し枚数が規定値を越えるまでは、JAC INに制限はなく、何回JAC INしてもOKである。 終了払い出し枚数の基準は、「CT搭載機が最大346枚以上で終了、CT非搭載機が最大466枚以上 で終了」。カウントが「払い出し枚数」であるため、1回の獲得枚数が多いほど、また、消化プレイ数が少ないほど純増枚数 が多くなるのがポイント。しかしながらそうはいっても、大して獲得枚数に差が出るわけではなく、だいたい通常機種で純増枚数 は350~360枚前後 くらいが中心となる。また、このBIGの仕様を見ていただければ、リプレイハズシのようなテクニックはまるっきりお呼びでないこともご 理解いただけるだろう。



● コイン持ちが優秀な機種が多い。
       また、JAC中は3枚掛けが主流。


4号機には、出玉率 の期待値が「17500ゲームの間に55%~120%未満でなければならない」というルールがあった。だが、5号機にはこのルールに加え新たに2つのルールが追加されたのである。「400ゲームの間に 出玉率が300%を越えてはいけない」「6000ゲームの間に出玉率が150%を越えてはいけない」というもの。特 にネックになるのが前者で、例えばBIG中に全て1枚掛けの15枚払い出しで規定払 い出し枚数を消化しようとすると、BIG約30ゲームの間に純増枚数400枚強。これで保通協試験 を通そうとすると、400ゲーム300%越えの可能性は非常に高いのである。そうすると、どうしても1ゲームあたりの投入枚数を増やすか、通常・BIG含めてゲーム数を引っ張るかという方法をとらなければならない。そこで苦肉の策として考えられるのがBIGおよびJAC中の3 枚掛けと、通常時コイン持ちをよくしてゲーム数を引っ張りやすくするという方法なのである。これにより瞬発力は大幅に落ちてしまい、連 チャン期待度が落ちたりダラダラしたプレイが続くなどで不満の方も多いだろうが、その背景には過度の連 チャンを抑えようという意図で作られた嫌らしい法規と、それに対する作り手側の精一杯の知恵があったということである。



● 図柄は10種類まで搭載可能・
       異なる図柄のBIGを別フラグに


4号機では図柄は7種類までしか搭載できなかったが、5号機では最大10種類の図柄搭載 が可能になった。実際「エヴァンゲリオン」では9種類の図柄が搭載されている。これにより、役作りも多様性が出てきたという前向きな見方 もできる。通常小役・BIG・REGの他に、例えば突然CTに突入する絵柄だとか、突然RTに突入する絵柄、というのも今後続 々登場していく可能性があると言えるだろう。

また、異なる絵柄のBIGをそれぞれ別の抽選にすることも可能。これにより、例 えば赤・青・黄の3種類のBIGのどれが揃うか、揃えてみるまでわからない、というタイムラグを利用し、連続演出 をすることも可能にはなっているが…。時間とメダルのムダだし、出目でBIGの色まである程度絞り込めるため作りこみが甘く、 結局連続演出の意味が無いなどエヴァの連続演出についてはけっこう評判が悪い。



● ボーナス入賞時の配当はなし

BIG・REG・CT・JACINの突入時 の払い出しは必ず0枚になる。よって、ボーナス前後にメダル買い足しなんてパターンも多く、地味ながら押さえておきたい辛いポイント。



● リールのカラ回しはすべきではない

現行検定を通過している5号機の多くは、全てリールを回しっぱなしにすると電源を切るまでリールが止まらない。その理由 は、「打ち手の任意とは関係ない自動停止によって役柄が揃ってしまうこと」が規定上問題視されているため。当然リールが回り続ける状況というのは台の耐久性から考えてあまり好ましくない状態であるため、既にエヴァのカラ回し禁止を張り紙しているホールが 目立つ。店の人に嫌な顔されたりペナルティを受けたくなければ、トイレや飲食などの休憩時 は絶対にリールは止めてから席を離れるべき。また、上記のルールのために、カラ回しでリールが停止する機種が登場でも(サクラ大戦が該当すると言われております)、その時に役が揃うことは絶対にない。したがって、カラ回しにデメリットはあっても、メリットは全くないのである。やめておいた方が賢明。
 
 パチスロ5号機規定
パチスロ5号機規定


1Pは3枚以下or15玉以下
抽選するためにはリールを回さないとダメ
リプレイが揃ったらメダルを投入できない
リールの回転速度は一定80回転/min以下(1回転0.75秒以上)
回転開始からリールの速さが一定になるまでは止められない
回ったリールはボタンを押さない限り30秒以上回り続けないといけない
ボタンをおしてから止まるまでの時間は190ms(0.19秒)以下(1リール21コマの場合最大スベリ数4コマ)
リールは3つ以上
回っているときにも図柄はおおむね識別できること

1Pで最大獲得は15枚
揃った図柄により払い出し枚数は決まっている
揃わなければ払いだされない
揃わないのに告知したらだめ

任意の順序・任意の時間で400Pで機械割300%未満
上記の手順で6000Pで機械割150%未満
上記の手順で17500Pで機械割55%以上120%未満
上記の手順で6000PでBRによる獲得が7割以下

入賞図柄の組み合わせ数は全ての図柄の組み合わせ数の11%~40%
ボーナス確率はボーナス中を除いて一定
ボーナス成立後もリプレイ優先

リプレイは次プレイのみ有効
リプレイでないのにリプレイが揃ったらダメ
リプレイ図柄の組み合わせ数は総組み合わせ数の1/145以上
リプレイ確率は1/7.3以上(ボーナス中RT中除く)

子役でないのに子役が揃ったらダメ
子役の確率は一定(REG中除く)
ボーナス中にボーナス成立不可
ボーナス図柄組み合わせ数は全組み合わせの1/500以下
REG・JACは8P以下

CT中は1リール以上は0.075秒以内に停止

ビックは揃わないと始まらない
ビックはCTorREG付でないといけない
ビックでないのにビックが揃ったらダメ
ビックの図柄の組み合わせ数は、獲得枚数360枚以下→2/1500以下、それ以上→1/1500以下
JAC中にビック図柄の組み合わせ総数は1/50以下
CT中、REG中にREGは揃わない
BIG最大払い出し枚数は465枚以下
REG最大払い出し枚数は253枚以下

クレジットは50枚まで
クレジット表示義務
クレジット払い出し可でなければならない

裏モノ調整できないようになっていること
BIG、REG、CT以外はダメ
子役を容易に取れる装置不可
内部抽選はレバーからリール回転速度一定になるまでの間に行われる
設定は6段階以下

遊戯者以外のプレイ不可
リールがふらついたらダメ

リールは全て同じ大きさ
リールの回転軸は一本
1リールに図柄は最大21で全リール一定
図柄は10種以下
図柄は見やすいもの
図柄は縦25mm以上、横35mm以上で全リール一定

ストップボタンは押さなきゃ作動しない
ストップボタン1つで1リール

台枠は回転軸を固定
ガラス版は図柄の識別を妨げてはダメ、凹凸不可

下皿のメダルは自由に取れる
下皿のメダルの量をおおむね確認できる
原文はこちら

遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則
(昭和六十年二月十二日国家公安委員会規則第四号)
パチの規定も書いてあります