わかりやすい風営法

まずはじめに
一般に言われる『ゲームセンター』の経営は風俗業です。
それを聞いて「ええ?!」と思う方もいるかもしれませんが、決っているものは決っているのです。
ここではゲームセンターに関わる風俗営業法の一部をわかりやすく説明すると共に
その知識を知ってもらう事でゲームセンターがより良い環境になれば、と思っています。

ゲームセンターを建てる前、及び、ゲームセンター経営者にのみ関わる事、その他細かい情報は
お客様には特に必要はないので解説しません。知りたい方や必要な方はご自分でお調べ下さい。
なお、参考にしている本が古い場合があるかもしれませんが、
幸か不幸か、そうそう変更される法律ではないので大部分はあっていると思われます。
あと参考本は東京都の風俗営業者に渡されるもので他道府県とは違う場合があります。

●法第2条 第1項の1文
●法第4条 第2項第1号
 
●法第13条  
●法第17条
●法第18条
●法第21条
●法第22条


法第2条 第1項の1文

<原文>
 第8号 スロットマシン、テレビゲーム機その他の遊技設備で本来の用途以上の用途として射幸心をそそるおそれのある遊技に
 用いることができるもの(国家公安委員会で定められたものに限る)を備える店舗その他これに類する区画された施設(旅館業
 その他の営業の用に供し又はこれに随伴する施設で政令で定めるものを除く。)において当該遊技設備により客に遊技をさせる営業。
 射幸心:思いがけない利益や幸運を望む心。


<解説>
 つまり『ゲームセンターは第8号風俗業です』という事。
 このままだと巨大デパートの片隅にたった1台ゲームを置くだけでも風俗業ですが、建物全体の床面積の1割を越えない場合は
 風俗営業許可は必要ない、となっています。ただし建物が1つの店だけで構成されていない場合、つまり置いてある場所が1つの
 店といえる場合は許可が必要になります。例えばサンシャイン60の1階分をゲーセンにして「60分の1だから許可の必要はないゼ」
 とかはダメだと。

 

法第4条 第2項第1号

<原文>
 公安委員会は、風俗営業の許可申請に係る営業所の構造又は設備が風俗営業の種別に応じて
 国家公安委員会で定める技術上の基準に適合しないときは、許可をしてはならない。
 (…中略…)
 8号営業

 ・遊技料金として紙幣を挿入できるもの又は 客に現金、有価証券を提供するための装置を有する遊技設備を設けないこと。
 ・客室内部に見通しを妨げる設備(仕切り、ついたて、カーテン、背の高い椅子)を置かないこと。
 ・善良の風俗又は清浄な風俗環境を害するおそれのある写真、広告物、装飾その他設備を設けないこと。
  (少年の健全な育成に障害を及ぼすおそれのある写真、広告物、装飾その他設備を含む。)
 ・客室の出入り口に施錠のある設備を設けないこと。ただし営業所外部に直接通ずる出入口は除く。
 ・営業所内の照度が10ルクス以下とならないよう維持するため必要な構造又は設備を有すること。
 ・騒音又は振動の数値が条令で定める数値に満たないようにするため必要な構造又は設備を有すること。

 

<解説>
 つまり『これが守られてなかったらゲームセンターの営業許可は出せませんよ』という事。
 順番に説明すると
 ・紙幣をプレイ料金として入れられる機体は不可。インフレでも起こらなければありえない話ですが。
  (しかし逆に言えば100円硬貨10枚なら良いということになるのではないだろうか…?)
 ・ある程度は黙認されてますが、フロアのど真ん中にプライズゲーム機等を置くの はあまり良くない事と。
 ・えーと…つまり極端にHな物の事…。しかし脱衣麻雀などはどういう扱いになるのであろうか?
 ・個室ゲーセンとかはダメという事。
 ・普通に照度設備がついていれば10ルクスを切るという事はありえないでしょう。
 ・条令で定められた数字を越す場合は防音設備等を設けなければなりません。

 

法第13条

<原文>
1 風俗営業者は、午前0時(都道府県が習俗的行事その他特別な事情のある日として条令で定める日にあっては、
  午前0時以後においてその定める時)から日出時までの時間においては、その営業を営んではならない。
2 都道府県は、善良の風俗若しくは清浄な風俗環境を害する行為又は少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を
  防止するため必要があるときは、前項の規定によるほか、政令で定める基準に従い条令で定めるところにより、
  地域を定めて、風俗営業の営業時間を制限することができる。

 

<解説>
 1は つまり『0時から日の出までは営業しちゃダメだよ』という事。
 営業時間延長可能な特例日は

・年末年始、大規模な祭礼が行なわれる日として、東京都公安委員会規則で定める日。
 (年末年始とは12月10日~1月7日までで、その内の公安委員会が告示する日
大規模な祭礼等が行なわれる日は、公安委員会が地域を指定して告示する日)
 原則として延長は1時間、つまりAM1時までだが、告示されればさらに延長することができる。
 2で8号営業は住居集合地域がPM11時~AM10時、それ以外の地域がAM0時~AM10時が制限されています。
 ただし1にある特例日はそちらの時間で営業することができるようです。

 

法第17条

<原文>
 風俗営業者は、国家公安委員会規則で定めるところにより、その営業に係る料金で国家公安委員会規則で定める種類のものを、
 営業所において客に見やすいように表示しなければならない。

 

<解説>
 つまり『料金を見やすく表示しなきゃダメだよ』という事。
 8号営業においては、コイン投入口の近くに表示してあれば一応良いのでしょうが、
 プレイ料金が一部だけ違う店は張り紙などで「(ゲーム名)1プレイ○円」と書くべきでしょう。

 

法第18条

<原文>
 (前略)8号営業にあっては16歳未満の者は午後6時以降(条令の規定)、16歳以上18歳未満の者は
 午後10時以降の時間に営業所に立ち入ってはならない旨を営業所の入り口に表示しなければならない。

 

<解説>
 つまり…そのままの意味です。保護者同伴でもダメなのです。おとなしく帰って下さいね

 

法第21条

<原文>
 都道府県は、条令により、風俗営業者の行為について、善良の風俗若しくは正常な風俗環境を害し、
 又は少年の健全な育成に障害を及ぼ す行為を防止するため必要な制限を定める事ができる。
◎東京都条令で定める営業者の遵守事項(条令第7条) (その内ゲーセンと関係の大きいもの)

・営業所で卑猥な行為その他善良の風俗を害する行為をし、又はさせないこと。
・営業所に客を宿泊若しくは仮眠させ、又は寝具その他これに類するものを客に使用させないこと。

 

<解説>
 上文は8号営業以外の風俗営業のために書かれた意味合いの強い文章でしょうが、
 おそらく客同士が極端にいちゃついているのを止めな いのもいけない事なのでしょう。
 下文は、レースゲームの座席に座って仮眠をする人が時々いますが、あれもダメということで。
 今までにやったことのある方…仮眠を邪魔されて気分が悪くてもご理解を願います。

 

法第22条

<原文>
 風俗営業を営む者は、次にあげる行為をしてはならない。
(中略)・営業所で20歳未満の者に酒類又はタバコを提供すること。

 

<解説>
 これは禁止行為であり、違反すれば直接的に店側が罰を受けることです。
 客がもってきた酒・タバコであっても「場を貸した」として「提供」と見なされ処罰されます。
 違反すると6ヶ月以下の懲役、30万円以下の罰金、又はそれを併科させられてしまうのです。
 よって外見的に20歳未満に見える方がタバコを吸っていた場合などに
 年齢を証明できるものの確認をしつこいまでにすることについてはご理解下さい。

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